僕の物語
はじめまして!best4lifeのやふそごうたです。 自分のマイストーリーですが、5分くらいの読み物を見る感覚でご覧ください。 宜しくお願いします。
沖縄生まれ沖縄育ちで、学歴は高校が最終学歴です。 当時は高校もどこでもいいやと思い、適当に親が言うところへ進みました。
そこはあまり頭のいいクラスではなかったので、勉強よりも友達と遊ぶことのほうが多かったです。 なので、10代のころは受験以外にほとんど勉強をしてきませんでした。 高校を卒業すると道を見失いました。
それまでは、友達と遊んで目立てばいいなど考えていて、社会に出てもそのままどうにかなるだろうと変なプライドを持っていました。 特にやりたいこともなく、親の建築業の会社でアルバイトをしたりしていました。
何も考えず、10年ほど建設作業員として働いていました。 働き方といえば、若さなのか何も知らないからなのか、限度というものをわからず倒れるまで動き続けました。 若いうちから体を何度も壊し、このままでは自分はダメになってしまう!
と、病院のベッドで本気で思いました。 ですが、自分には学歴も資格もありませんでした。 何かやろうにも、自分に出来そうな仕事は似たような建築業でした。
その時は、体を壊し心も病んでいたと思います。
そんなどん底の中でしたが、なぜか挑戦してみたいと思った業種がありました。
そう、それがwebデザイナーです。
パソコンも持ってない、勉強もほとんどしてこなかった自分がそこに強く惹かれたのを今でもはっきり覚えています。
どこに行けばwebデザイナーになれるのか、ハローワークなど通っていた時です。 職業訓練というパンフレットを見つけました。 その中に「webデザイン、未経験可能、ホームページ制作」など、当時の自分からすると、夢のような世界でした。 こんな世界があるんだと。
学んでみたい! ダメでいいから、挑戦してみたい! その一心だけでした。 今の自分より悪くなることはない、ダメでもともと!
他に、自分には何もありませんでした。
職業訓練を受講するための勉強を始めました。 1ヵ月くらい仕事の合間をぬって勉強しつづけ、倍率3倍にも関わらず、webデザイナーの学科に見事合格しました。 その時は、うれしすぎて1人で泣いてしまいました。 生活のつなぎでやっていたアルバイトは、ちょうどクビになったときで、タイミングが良かったです。
それから、3か月職業訓練にお世話になりました。 受講当日は、15名ほどクラスメイトがいました。 みんな、専門学校をでたり、ワーホリで世界を見てきたり、学校の先生を経験した人もいました。 そんな中、自分はみんなと同じクラスに入れているだけで光栄だと、すごいところに来たんだ! と希望しかなかったです。
ですが、自己紹介なども終わり、すぐ絶望することになりました。 まず、自分はパソコンが使えませんでした。 タイピングすらまともにできず、簡単な入力作業ももたついていました。 その後に、HMTLという、マークアップ言語で書かれたコードの説明がありました。 イメージでいうと、映画のマトリックスの緑色のコードがずらーっと。 自分はパニックになっていました。
英語もわからず、パソコンも使えず、みなさんは必死でくらいついていました。 自分は、必死になっても届かない外から見ている感覚でした。 とても悲しくなりました。 ここまで頑張って、こんな素晴らしいクラスに入れたのに何ひとつできないからです。
そんな感じで初日が終わりました。
「自分は、なにもできない」
という現実を目の前にしました。 自分は頭がおかしいんだ、こんなところ来るんじゃなかった、挑戦したのが間違いだ。 と、初日から心が折れてしまいそうになりました。 次の日にでも、頭や行動に異常があるのか検査に行こうと本気で思っていました。
ですが、自分はここで諦めたら2度と立ち向かうことができない人間になると確信していました。 自分で決めたこと、挑戦したことを諦めるということは自分の中でそれくらいのことだったからです。 絶望の中、どうしても諦められなくて、自分のコンディションや知識は最悪だけど、学べることは絶対学ぶ! 他の人になんと思われてもいい!自分はここでしか道を切り開けないんだ! と、自らを奮い立たせ翌日も授業を受けに行きました。
クラスメイトからは、「屋富祖さんもう授業うけにこないと思っていました」 などと、言われましたが、自分は中途半端ではありますが、絶対諦めない! その気持ちだけで職業訓練に通っていました。
授業中は、分からないことがあればすぐに手を挙げて質問したり、何度も授業を止めてしまい正直迷惑しかかけていないと思います。 HTMLのコードの量に気絶しそうになったりしましたが、理解できなかったので、「先生もう一度お願いします」などと、気合で負けないようにしていました。 そんな中でも、クラスメイトがフォローしてくれたり、自分たちも必死だから、一緒に頑張ろうと言ってくれたり。 本当に助けてもらってばかりいました。
そんな濃密で激しく、毎日が新鮮な3か月を過ごし無事職業訓練を修了しました。 今でも、その時の仲間たちと連絡を取ったり仕事の話をたまにしたりします。 あの時がきっかけで今の自分があります。 本当にありがとうございます。
ここまでの経験が自分にとっての財産となっています。
まだまだ、やりたいことが多く未熟ですがこれからも技術を磨き人に求められる人になるために頑張っていきます。